金沢城 歴史や天守閣は?見どころやお値打ち情報も解説

金沢城は、石川県金沢市にある、加賀百万石 前田家の居城でした。

城址は国の史跡に指定されており、城址を含む一帯は金沢城公園として整備されています。

日本庭園で有名な兼六園と共に金沢観光のスポットの一つとして欠かせない場所です。

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金沢城の歴史と前田家

金沢城の歴史は、天文15年(1546年)の本願寺金沢御堂創建に始まりました。

天正11年(1583年)、前田利家が金沢城に入城し、加賀藩前田家の居城となりました。以後、明治維新まで14代にわたり、日本最大の100万石を超える藩として栄えました。

前田利家(まえだ としいえ)は、尾張国(現在の愛知県)出身で、織田信長に仕え、その武勇と知略で頭角を現しました。

若き頃は、槍の名手としても名を馳せました。

漫画「花の慶次」では、甥にあたるとされる前田慶次の生涯が描かれており、作中にも登場します。

初代藩主の前田利家は、豊臣秀吉の五大老の一人として、豊臣政権の中枢を担っていました。

秀吉の死後、徳川家康が天下を掌握する過程で、前田家は豊臣恩顧の大名として、家康に対抗しうる有力な勢力の一つでした。

関ヶ原の戦いで前田利長が東軍についたことで、かろうじて改易を免れましたが、その影響力は依然として無視できないものでした。

徳川幕府から常に警戒された前田家は、武力ではなく文化振興に注力。

学問、工芸(加賀友禅、九谷焼)、茶道などを奨励し、「加賀百万石文化」を築きました。

度重なる火災で天守は焼失しましたが、二の丸が政治の中心となり、現在も菱櫓や五十間長屋などが復元され、当時の壮大さを偲ばせます。

明治以降は陸軍、金沢大学の敷地となり、現在は「金沢城公園」として、歴史的景観が楽しめる観光地となっています。

金沢城の見どころ、天守閣はどこにあるの?

金沢城公園内には多くの見どころがあります。

菱櫓(ひしやぐら)・五十間長屋(ごじっけんながや)・橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)

金沢城のシンボル的な建物で、2001年に約120年ぶりに復元されました。その壮大な姿は圧巻で、内部では昔ながらの木造建築技術や、釘を一切使わない伝統的な軸組工法を見ることができます。

石川門(いしかわもん)

国の重要文化財に指定されている門で、金沢城の東側に位置します。春には桜が美しく咲き誇り、人気のフォトスポットとなっています。

三十間長屋(さんじっけんながや)

石川門と同じく国の重要文化財に指定されている、現存する貴重な建造物です。

玉泉院丸庭園(ぎょくせんいんまるていえん)

前田利常が作庭を開始した池泉回遊式庭園で、2015年に再現されました。庭園内には抹茶や季節の上生菓子が楽しめる「玉泉庵」があります。

鼠多門(ねずみたもん)・鼠多門橋(ねずみたもんばし)

兼六園と金沢城を結ぶ新たな観光ルートとして整備され、歴史的な景観を楽しみながら散策できます。

金沢城の石垣

「石垣の博物館」とも呼ばれるほど多様な石垣が見られます。野面積み、打ち込みハギ積み、切り込みハギ積みなど、様々な積み方を比較して見るのも面白いでしょう。戸室石と呼ばれる地元の石が使われています。

鉛瓦(なまりがわら)

金沢城の屋根は、鉛の板を木瓦に張りかぶせた「鉛瓦」が特徴です。防火性や積雪対策に優れており、他の城郭にはあまり見られない独特の景観を生み出しています。

金沢城の天守閣はどこにある?

金沢城の天守閣は現在ありません。

落雷などの火災によって消失してしまいました。

初代天守(前田利家時代に築かれ、慶長7年に焼失)は、本丸の中央に位置していました。

古地図にも、本丸に三層の天守が描かれています。

天守焼失後に建てられた三階櫓(さんかいやぐら)も、同様に本丸にあったとされています。

上記でもある様に、徳川幕府との関係性などから武力の増強にも繋がる天守閣の復元は行われませんでした。

金沢城のイベント 桜 ライトアップやマラソンなど

金沢城周辺の金沢城公園では年間とうして様々なイベントを行っています。

桜 4月上旬

金沢城公園や兼六園では、桜の開花に合わせて、無料開放やライトアップも行っています。

屋台の出店などもあり春を満喫できます。

夕方からのライトアップ

実施日 毎週土曜日及び観桜期などの行楽期にライトアップを行っています。

入園口 石川門口、鼠多門口、玉泉院丸口

ライトアップ時間

点灯開始時刻(目安)
春 18:00-19:00頃
夏 19:00頃
秋 17:00-18:00頃
冬 17:00-17:30頃

金沢城リレーマラソン

金沢城公園内特別周回コースをタスキリレーし、フルコース(22周)、ハーフコース(11周)をチームとして完走するマラソン大会です。春と秋に開催されるようです。

金沢城 入場料

入園料 無料

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門について(入館料)

・大人(18歳以上) 320円
・小人(6歳~18歳未満) 100円

金沢城 アクセス 行き方 駐車場 料金

路線バス

金沢駅→兼六園下下車→徒歩→ 金沢城公園(石川門口)

他のバスも利用できます

  • 兼六園シャトルバス
  • レトロバス「城下まち金沢周遊」などがあります。

石川県 兼六駐車場

自家用車の場合も最寄りに駐車場があります。

石川県金沢市小将町1−53

普通車 全日(24時間)  1時間以内 350円 超過30分 毎150円
            22:00~翌8:00 最大 1,060円

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